ペットを飼うデメリット5選|本当に飼えますか?

行動分析学・動物

動物を飼うことは、多くの人にとって憧れのことですよね。

ペットは人々の生活を豊かにしてくれます。

しかし、動物を飼うことには、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

思いつきで「動物を飼おう」なんて思っていないですよね?

動物を迎え入れる前に、デメリットをしっかりと理解し、本当に自分に動物を飼うことができるのか考えましょう。

そこで今回は、動物を飼うデメリットを5個ご紹介します。

ケンさん(アニマルトレーナー)
アニマルトレーナー歴15年。
行動分析学を応用した近代トレーニングを実施しています。

「行動分析学は世界をより良くする」と信じ、日々発信しています。

お金がかかる

動物を飼うためには、餌代、トイレ用品代、医療費など、さまざまな費用がかかります。

犬や猫などを飼う場合、餌代だけでも月1万円以上かかることも珍しくありません。

また、病気やケガで動物病院にかかることも多いので、医療費も大きな負担となります。

2022年にアニコム損害保険株式会社さんが行ったアンケートによれば、平均の年間支出は犬で約36万円、猫で約16万円という結果になっています。

アニコム損害保険株式会社HPより引用

時間と手間がかかり、生活スタイルが制限される

動物は、毎日の食事やトイレ掃除、散歩などのお世話が必要です。

また、動物によっては、しつけやトレーニングも必要になります。

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そのため、動物を飼うと、自分の時間や手間が大きく奪われることになります。

また、旅行や出張など、外出する際にも動物の世話を誰かに頼まなければならなくなるので、生活スタイルが制限されることもあります。

近隣トラブルの原因になる

犬や猫は、吠えたり、鳴いたりすることがあります。

また、室内で飼う場合、トイレの臭いや、抜け毛による毛が舞うなどの問題もあります。

そのため、近隣住民や家族に迷惑をかけてしまう可能性があります。

集合住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。

アレルギーがある

動物アレルギーがある人は、動物を飼うことで、アレルギー症状が悪化する可能性があります。

例えば、犬や猫の抜け毛やフケ、唾液などによって、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が出ることがあります。

また、重い場合は、喘息発作やアナフィラキシーショックなどの症状が出ることもあります。

動物アレルギーがある人は、動物を飼う前に、医師に相談するようにしましょう。

今現在アレルギー症状がなくても、動物を飼い始めてから発症するケースもあります。

あらかじめアレルギー検査をすることをおすすめします。

死別を経験する

動物は、長くても20年程度しか生きることができません。

そのため、動物と過ごす中で、死別を経験することになります。

死別は、飼い主にとって大きな悲しみとなります。

近年は「ペットロス症候群」による精神的な不調を訴える人が増加しており、うつ状態に陥ってしまうケースもあります。

命あるもの、いつかお別れが来るものです。

それを受け入れる覚悟はありますか?

まとめ

動物を飼うことは、大きな喜びと幸せをもたらしてくれるものです。

しかし、その一方でデメリットが存在するのも事実。

動物を飼う前に、デメリットもしっかりと理解し、本当に飼えるのか、よく考えてから決断しましょう。

動物を飼う前に、以下の点を確認しておきましょう。

・お金や時間、手間をかけられるか
・騒音や臭いなどの問題を受け入れられるか
・病気やケガ、死別などのリスクを理解しているか
・動物アレルギーがないかどうか

かわいい犬や猫を見ると「おうちで飼いたい!」という衝動に駆られる気持ちはわかります。

しかし一旦冷静になって、自分を見つめ直すということがとっても大切ですよ。

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