20~30代の若手社員にとって、後輩のモンスター社員は、悩みのタネの一つです。
自分よりも年下であるため、対処に苦慮してしまうこともあるでしょう。
ここでは、後輩のモンスター社員への対処法と、会社への求め方について解説します。
モンスター社員とはなにか
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モンスター社員とは、自分のことしか考えず、周囲の迷惑を顧みない社員のことです。
具体的には、以下のような行動や発言を繰り返す社員を指します。
・暴言や暴力、嫌がらせ
・仕事の遅刻や欠勤
・仕事のミスや責任転嫁
・無断欠勤や無断外出
・職場の秩序を乱すような行動
他にも
・義務は果たさないのに権利ばかり主張する。
・他人を攻撃するが自分が注意や指導をされると「パワハラ」などといって騒ぎ立てる。
・労基や労働組合などに対するフットワークが軽い。
といった特徴があります。
モンスター社員は年々増加傾向にあります。
近年、自己主張の強さや、自己中心的な考え方が社会全体で増加しています。
その背景には、教育の変化や、インターネットの普及による情報量の増加などがあり、それらがモンスター社員の増加につながっていると考えられます。
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モンスター社員から自分の身を守るためには何をすれば良いか
モンスター社員から自分の身を守るためには、以下のことに気をつけましょう。
・冷静に状況を把握する
・証拠を残す
・周囲の社員に協力してもらう
・上司に相談する
モンスター社員の行動や発言は、度が過ぎると、暴力や嫌がらせ、セクハラなど、犯罪に該当する可能性もあります。
そのような場合は、証拠を残しておくことで、法的手段を講じることも可能になります。
日付や時間帯といった具体的な内容を記したメモも証拠として機能します。
ちなみに手書きのメモの方が「偽造が難しい」などの観点から証拠の価値が高いとされています。
また、周囲の社員に協力してもらうことで、より効果的に対処することができます。
上司に相談する際にも、周囲の社員から証言を集めておくと、説得力が増すでしょう。
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会社に対して何を求めるか
モンスター社員への対処は、会社にも協力を求めることが重要です。
会社に対しては、以下の点を求めましょう。
・問題行動の改善指導
・人事的な措置
会社は、従業員の安全と健康を守る責任があります。
そのため、モンスター社員の問題行動を放置することは、会社としても問題となります。
会社に問題行動の改善指導を依頼する際には、具体的なエピソードや証拠を添えて、状況を正確に伝えるようにしましょう。
日付や時間帯といった具体的な内容を記したメモも証拠として機能します。
ちなみに手書きのメモの方が「偽造が難しい」などの観点から証拠の価値が高いとされています。
また、人事的な措置を講じる際には、懲戒処分など、具体的な内容を明確に伝えるようにしましょう。
法的な側面からの助言
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モンスター社員の行為が、犯罪に該当する場合は、法的手段を講じることもできます。
例えば、暴言や暴力、嫌がらせなどの行為は、刑法上の脅迫罪や暴行罪、名誉毀損罪などに該当する可能性があります。
また、無断欠勤や無断外出などの行為は、労働基準法上の懲戒処分の対象となる可能性があります。
法的手段を講じる際には、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
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まとめ
後輩のモンスター社員への対処は、難しいものです。
しかし、冷静に状況を把握し、適切な対応をすることで、問題行動を改善できる可能性があります。
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また、自分自身のメンタルケアも大切にして、心身ともに健康を保つようにしましょう。
・冷静に状況を把握し、証拠を残す
・周囲の社員に協力してもらう
・上司に相談する
・会社に対しては、問題行動の改善指導と人事的な措置を求める
・犯罪に該当する場合は、法的手段を講じる
また、モンスター社員の中には悪意がない場合もあります。
悪意のないモンスター社員は育った環境や文化の違いなどによるものが多いので、指導や教育によって改善できる場合があります。
悪意がないモンスター社員の場合は、以下のような対処方法が考えられます。
・面談やカウンセリングで、本人の理解を促す
・本人の能力やスキルを向上させるための支援を行う
・本人が活躍できるような環境を整える
モンスター社員がいると会社に行くのが億劫になってしまいますよね…
モンスター社員に正しく対処することは自分のためにも、会社のためにも重要なことです!
負けずに頑張りましょう!
このブログが、後輩のモンスター社員に悩む20~30代の若手社員の参考になれば幸いです。
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