
ブラジルのアマゾン川で、10月2日までにアマゾンカワイルカが120頭死んでいるのが見つかりました。
深刻な干ばつが原因と考えられており、死骸の半数以上が見つかったアマゾン川支流のテフェ湖で見つかっています。
そして、このテフェ湖の水温は当時なんと39度!!
これは例年の平均より10度以上高い水温だそうです。
イルカ以外にも魚も大量死しており、生態系に深刻なダメージを与えそうです。

ケンさん(アニマルトレーナー)
アニマルトレーナー歴15年。
行動分析学を応用した近代トレーニングを実施しています。
「行動分析学は世界をより良くする」と信じ、日々発信しています。

川にイルカ…?
さて、このニュースを見て
「川にイルカ…?イルカって海にいるんじゃないの?」
と思った人も多いはず!
実は世界には川に住むイルカもいるのです。
今回アマゾン川で大量死したアマゾンカワイルカの他にも、ヨウスコウカワイルカ、ガンジスカワイルカ、インダスカワイルカ、ラプラタカワイルカといったカワイルカ科の仲間がいます。
その生態には謎が多く、絶滅の危機に瀕している種類も多いです。
カワイルカの仲間は、約1000万年前の中新世のクジラ類の特徴を残している、最も原始的なイルカとされていて、水族館で見るイルカとは姿が全くといっていいほど違います。
端的に言うと可愛くないです。
目が極端に小さく、くちばしが異様に長いです。
透明度の低い川で不意に出会ったら発狂しちゃいそう(^_^;)
環境について考えよう

近年、異常気象が相次いで起こっています。
人間の社会活動によるものも、全くの無関係では無いでしょう。
生態系の崩壊は必ず人間にも大きな影響を与えます。
アマゾンカワイルカが絶滅→餌となっていた魚等が繁栄→その魚の餌となるプランクトン等が減少→結果魚もいなくなる…
みたいなことが起こってしまうかもしれません。
ひとりひとりにできることは小さいことかもしれませんが、やれることから始めてみましょう!


コメント